主婦と仕事の両立

看護師の中で結婚を機に仕事を退職する人が多い。これが主な看護師の離職率の低下の原因となっていると指摘されている。しかし、看護師の仕事と家庭を両立することは果たして不可能なのであろうか。現在、女性が結婚する年代は以前より高く、26歳を過ぎてから結婚する人も多くなっている。そのため少子化が囁かれているが、子供を産む人は今でも当然多い。ゆえに、出産後育児に手がかかり仕事に復帰できないのである。

しかし、このような育児も2歳から3歳程度になれば、待機児童が多い地域を除き、保育所等に子供を預ける人は多い。その際に、専業主婦として生きていくか、仕事と両立をするかの選択に迫られる。この場合、配偶者の所得が高い場合には仕事に復帰するという意欲は湧かない。また、数年単位で仕事から離れると仕事に復帰した場合に、ついていけるか不安になるため専業主婦の道を選ぶ人もいる。しかし、このような不安が原因で仕事に復帰することを断念することは非常にもったいない。

というのも、看護師の仕事は日々医療の進歩と共に変化する。しかし、その理念や根本的な技術は昔とさほど変化するものではない。そのため、数年単位で看護師の仕事から離れていてもいざ仕事に復帰すれば、一ヶ月も経たずして仕事に慣れることは十分可能である。ゆえに、最初からあきらめて両立をしないことは無駄だといえる。そこで、まずは一ヶ月頑張ってダメなら辞めてもよいという覚悟でとりあえず就職してみることが大切である。

また、仕事に復帰した後で新たな悩みや不安に苛まれることのないよう、予め仕事と家庭のバランスの取り方を学んでおくと無理のない復帰を果たすことができるだろう。まずは参考までに仕事と家庭を両立させようなどのHPを読んでみてはいかがだろうか。