感謝の心を大切に

看護師を職業としている女性と結婚をする男性は、女性が仕事と家庭を両立することがどれほど難しいものであるかを知らない。現代は女性も職場の中で働く姿を見て知ってはいるのだが、看護師の仕事というものの実態を知っているわけではない。

職場は労働に対してお金をもらうものなので、容赦なくルーティンワークは課せられ、突然に業務が舞い込んでくるものである。ましてや看護師の仕事は、立ち仕事で勤務も長時間である。肉体的にも重労働で、命をあずかる立場ともなるためプレッシャーを常に抱いているのだ。また、同じ医療業界で働いていたもの同士が一緒になった場合でも、仕事のことは理解していると言えるが、主婦がどのようなものなのかを知っているわけではないのである。

夫がまだ寝ている時間から朝食を作るために早く起き、出かける前までに化粧などの身支度を済ませておかなければならない。職場からの帰りには買い物をして帰らなければならない。仕事をしていながら、今日の献立も考えなければならないのだ。子どもが産まれれば、夜泣きをすれば起きて母乳を飲ませなければならず、寝ることもままならないのだ。

いずれにしても、結婚し一緒に生活をする男性は、女性の立場を理解できるものではない。看護師と一緒になった男性は、妻が仕事をしながら家庭も支えていることに感謝の気持ちを抱くことが一番大切なのだ。分かったふりをすることが一番不和の原因である。普段の生活で自分ができることから始めればよい。例えば、お風呂掃除は夫の仕事としたり、買い物もその日に早く帰る者がスーパーに寄るなど、お互いが納得できる決まりごとを夫婦で作ることが大切である。