ワークライフバランスを保つ方法

看護師の仕事は夜勤があったり、残業が多かったりと勤務時間が不規則になりがちだ。また、休日などに研修会が行われることもある。これでは休む暇がなく、ワークライフバランスを保つのは困難である。しかし、近年は少しずつ看護師のワークライフバランスが見直されている。これまでの業務体制を見直して、無理のないシフトや書類の電子化など効率化に取り組み、育児支援を実施する職場も増えてきた。

育児の時間を確保したい、プライベートの時間を大切にしたい看護師は、働きやすい環境作りに取り組んでいる職場を探すことが重要だ。今の職場では長時間労働が避けられない場合は、転職も検討してみよう。

常勤は夜勤があり残業も多くなりがちだが、パートやアルバイトなどで働く非常勤であれば、あらかじめ勤務時間が決まっているので、プライベートの時間を確保しやすい。その反面、給与水準が低かったり、福利厚生が一部利用できなかったりする。また、昇給や昇進が期待できないのも非常勤のデメリットと言える。

そこで、注目されているのが時短勤務という働き方だ。時短勤務は正社員でありながら原則として1日の労働時間が6時間になる制度で、育児中でも働きやすい制度として注目されている。正社員なので福利厚生も受けられるし、育児期間などが終われば通常の勤務時間に戻せるので、キャリアアップを途中で諦めずに済む。ワークライフバランスを確保するなら、時短勤務を設けている職場に転職することもおすすめだ。